私は、このまま
島根で暮らしていて、
いいのかな?
 
 
 
 
 

それは何をしたいかによるのだろう

でも、何をしたいかなんて……
 
私は、今を精一杯がんばることしかできない気がする
 

都会の方が経験できることも、選択肢も多そうだ
 

両親は好きにすればいいと言ってくれた


だから私は好きにした、
高校を卒業後、
大好きな地元で就職した
 

でも、漠然とした不安は拭えない
 

田舎で暮らす選択への漠然とした不安……

私は、島根県出雲市の北、海沿いの町「十六島」で生まれました。小学校は1学年10人程度の1クラスずつ、児童の名前が全員わかるとても小さな学校でした。
人は少なかったけど、毎日とても楽しかった、でも、進学した光中学校は、2年生のときに閉校。
その後編入した中学校は同級生が約160人。ゼロが1つ増え、人の多さに戸惑ったことを覚えています。
その後、川本町の「島根中央高校」への進学を決めました。
現在全国的にも注目されている「しまね留学」を実施している高校。
教室で机に座ってうける授業ではなく、地域へ出かけたり、人の話を聞いたりして、実際に自分で体験して学ぶことが増えました。しまね留学生の友達、出身地も価値観も様々な生徒との関わりは私自身に大きな刺激を与えてくれました。
そして、出雲での就職、高校時代を過ごした川本町を離れ、地元出雲に戻ってきて1年。
 
「ずっと島根にいるわたし」
 
久しぶりに訪れた光中学校の校庭は雑草だらけ。
これからもっと寂しくなっていくのかな?
だけど、私はここが好き……

取材・文/Think local. 編集部
Copywriter : Katsuhide funo